家づくりは時間をかけすぎないことが大切!住宅会社選びは1〜2カ月、土地探しは1カ月以内が理想的な理由
「家づくりを始めたいけれど、何から進めればいいのかわからない」
「住宅会社は何社くらい比較した方がいいの?」
「土地探しは、希望の土地が見つかるまで続けるべき?」
これからマイホームを建てようと考えている方の中には、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
家づくりは人生の中でも大きな買い物です。そのため、できるだけ多くの住宅会社を比較したり、納得できる土地が見つかるまで時間をかけたりしたいと考えるのは自然なことです。
しかし、アークプランでは、家づくりは時間をかければかけるほど良い結果になるとは限らないと考えています。
むしろ、住宅会社選びや土地探しに時間をかけすぎることで、判断が難しくなったり、家づくりそのものに疲れてしまったりするケースもあります。
そこで今回は、アークプランが考える家づくりの理想的なスケジュールについて詳しくご紹介します。
大切なポイントは、次の2つです。
- 住宅会社を決める期間は1〜2カ月程度
- 土地を決める期間は1カ月以内
もちろん、ご家族の事情や土地の条件によって必要な期間は異なりますが、目安となる期間を決めて行動することが、満足できる家づくりにつながります。
1.住宅会社選びは1〜2カ月程度を目安にする
家づくりを始めると、最初に悩むのが住宅会社選びです。
ハウスメーカーや工務店、設計事務所など、住宅を建てる会社は数多くあります。
それぞれの会社によって、住宅のデザイン、性能、価格、間取りの考え方、家づくりの進め方などが異なります。
そのため、いろいろな会社を見てみたいと思う方も多いでしょう。
しかし、住宅会社を選ぶ期間が長くなりすぎることには注意が必要です。
アークプランでは、住宅会社を探し始めてから依頼する会社を決定するまで、1〜2カ月程度を一つの目安としておすすめしています。
この期間であれば、各社の特徴を確認しながら、自分たちに合った住宅会社を比較検討する時間を確保できます。
一方で、半年、1年と住宅会社選びを続けていると、比較する情報が増えすぎてしまい、何を基準に選べばよいのかわからなくなることがあります。
最初は「デザインが好きな会社がいい」と考えていたのに、途中から断熱性能が気になり、さらに価格や設備、保証内容など、比較する項目が次々と増えていきます。
もちろん、これらはどれも重要な項目です。
ただし、すべての項目で一番優れている住宅会社を探そうとすると、なかなか結論が出ません。
大切なのは、自分たちが何を重視するのかを整理し、その希望を実現できる会社を選ぶことです。
2.住宅会社は最終的に2社程度に絞ることが重要
住宅会社を比較する際に、アークプランが特におすすめしているのは、本格的な打ち合わせを進める会社を2社程度に絞ることです。
最初の情報収集の段階では、複数の住宅会社のホームページを見たり、施工事例を確認したりすることは問題ありません。
住宅展示場や完成見学会などに参加して、実際の建物を見ることも大切です。
ただし、具体的な間取りや見積もりの打ち合わせを進める段階では、候補となる会社をある程度絞っておくことが重要です。
例えば、5社の住宅会社と同時に打ち合わせを進めた場合を考えてみましょう。
それぞれの会社から、間取りの提案、建築費用、住宅性能、設備、デザインなどについて説明を受けることになります。
5社それぞれの話を聞き、提案内容を確認し、質問をして、次回の打ち合わせに向けて考える必要があります。
仮に1社あたり2時間の打ち合わせを行えば、それだけで合計10時間です。
さらに移動時間や資料を確認する時間、ご家族で話し合う時間も必要になります。
休日の多くを住宅会社との打ち合わせに使うことになり、家づくりが負担になってしまう可能性があります。
また、住宅会社によって提案する内容や考え方が異なるため、情報が増えれば増えるほど迷いやすくなります。
A社では「この間取りがおすすめ」と言われ、B社では違う提案を受け、C社では別の設備をすすめられる。
そうした説明を5社から受け続けていると、最終的には何が自分たちに合っているのかわからなくなることもあります。
家づくりは、情報をたくさん集めることが目的ではありません。
自分たちが納得できる住宅会社を見つけ、その会社と理想の住まいをつくることが目的です。
そのため、住宅会社を比較する段階では、2社程度に絞ることをおすすめしています。
3.住宅会社を絞る基準はデザイン・性能・予算
では、どのような基準で住宅会社を2社程度に絞ればよいのでしょうか。
アークプランでは、大きく3つのポイントを重視することをおすすめしています。
① 自分たちの好みに合ったデザインか
住宅会社によって、得意とするデザインや建物の雰囲気は異なります。
シンプルモダンな住宅、ナチュラルな住宅、平屋、和モダンな住宅など、それぞれ特徴があります。
まずは施工事例を確認して、自分たちが建てたい住宅のテイストに合っているかを見てみましょう。
好みのデザインを得意としている住宅会社であれば、理想の住まいをイメージしやすくなります。
② 希望する住宅性能を実現できるか
住宅性能も重要な判断基準です。
断熱性能、気密性能、耐震性能、省エネ性能など、住宅にはさまざまな性能が求められます。
ただし、住宅会社によって標準仕様や得意とする性能が異なります。
自分たちが希望する性能を実現できる住宅会社かどうかを、早い段階で確認しておくことが大切です。
③ 予算に合った家づくりができるか
どれだけデザインや性能が気に入っていても、予算を大きく超えてしまう住宅会社では、家づくりを進めることが難しくなります。
建物本体の価格だけではなく、付帯工事、外構工事、諸費用なども含めた総予算で考える必要があります。
この3つのポイントを確認することで、自分たちに合った住宅会社を絞りやすくなります。
4.細かい希望は依頼する予定の住宅会社と詰めていく
住宅会社を比較している段階で、すべての会社に細かな希望を伝え、詳細な間取りや設備まで検討しようとする方もいらっしゃいます。
しかし、アークプランでは、細かい内容の打ち合わせは、依頼する可能性が高い住宅会社と進める方が効率的だと考えています。
例えば、収納の大きさや位置、キッチンの設備、コンセントの配置、照明計画、内装材の種類などは、実際に家を建てる会社とじっくり検討する内容です。
これらを5社すべてと打ち合わせしていては、相当な時間が必要になります。
もちろん、契約前に建築費用や基本的な間取り、住宅性能、契約条件などを確認することは重要です。
ただし、細部まで各社に同じ提案を求める必要はありません。
住宅会社を選ぶ段階では、希望する住宅が実現できるか、予算に合うか、担当者と信頼関係を築けそうかを確認することを優先しましょう。
そして、依頼する会社が決まったら、その会社に細かな希望を伝えながら、理想の住まいを具体化していきます。
そうすることで、打ち合わせに使う時間を有効活用でき、家づくりをスムーズに進められます。
5.土地探しは1カ月以内を目標にする
住宅会社選びと同じくらい重要なのが土地探しです。
アークプランでは、土地探しについても、できるだけ期間を決めて進めることをおすすめしています。
その目安は、土地探しを始めてから購入する土地を決めるまで1カ月以内です。
「土地は一生住む場所なのに、1カ月で決めて大丈夫なの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、十分な確認をせずに土地を購入することをおすすめしているわけではありません。
土地は大きな買い物ですから、周辺環境、災害リスク、法令上の制限、建築条件、総予算などをしっかり確認する必要があります。
そのうえで、土地探しに長い期間をかけすぎないことが大切だと考えています。
なぜなら、土地はどれだけ探しても、100%希望通りの条件がそろうとは限らないからです。
6.100%理想の土地を探し続けると決められなくなる
土地探しを始めると、多くの方がさまざまな希望条件を考えます。
例えば、次のような条件です。
- 希望する小学校区にある
- 日当たりが良い
- 土地の形が整っている
- 道路が広く、車の出入りがしやすい
- 買い物や通勤に便利
- 静かな住宅街にある
- 希望する広さがある
- 予算内で購入できる
これらの条件がすべてそろった土地が見つかれば理想的です。
しかし、実際には、希望条件をすべて満たす土地が売りに出ているとは限りません。
立地が良ければ価格が高かったり、価格が安ければ土地の形が少し悪かったり、広さは十分でも希望する学校区から外れていたりします。
土地には、それぞれメリットとデメリットがあります。
そこで重要になるのが、絶対に譲れない条件と、妥協できる条件を分けることです。
例えば、学校区は譲れないけれど、土地の形は多少変形していても問題ない。
日当たりは重視したいけれど、駅までの距離は多少遠くても構わない。
このように条件を整理することで、土地を判断しやすくなります。
また、土地の形や日当たりなど、一見デメリットに感じる条件でも、建物の配置や間取りを工夫することで改善できる場合があります。
そのため、土地だけで判断するのではなく、住宅会社と一緒に建物の計画も考えることが重要です。
7.希望条件の50%以上を満たす土地なら、購入を前向きに検討する
土地探しでは、希望条件をすべて満たす土地を待ち続けるよりも、ある程度条件が合う土地を現実的に検討することが大切です。
例えば、希望条件の50%以上を満たしている土地が見つかったとします。
立地は希望に近い。
土地の広さも、家を建てるには十分にある。
予算にも収まっている。
ただ、土地の形や日当たり、周辺環境など、一部の条件が理想とは少し違う。
このような場合に、「もう少し探せば、もっと良い土地が見つかるかもしれない」と考えて保留にしてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、土地は住宅設備などとは違い、同じものがもう一つあるわけではありません。
気に入った土地を保留にしている間に、ほかの方が購入してしまう可能性も十分にあります。
その後、同じような条件の土地がすぐに見つかる保証もありません。
土地探しで重要なのは、希望条件を何%満たしているかという数字だけではなく、満たしていない条件が、自分たちにとって妥協できる内容なのかどうかです。
例えば、土地の形が少し悪くても、希望する間取りが実現できるのであれば問題ないかもしれません。
希望より少し狭い土地でも、建物の設計を工夫することで快適な暮らしが実現できる場合があります。
一方で、災害リスクや建築上の制限、無理な予算超過など、妥協してはいけない条件もあります。
そのため、50%以上という数字は購入を検討し始める目安であり、購入を決める絶対的な基準ではありません。
譲れない条件を満たし、残りの条件について納得できる土地であれば、前向きに購入を検討することが大切です。
100点満点の土地を探すのではなく、自分たちが納得して暮らせる土地を見つけること。
これが、アークプランが考える土地探しの重要なポイントです。
8.土地探しが3カ月以上になると、家づくりに疲れてしまうことも
アークプランが土地探しを1カ月以内に進めることをおすすめしている理由の一つに、家づくりへの意欲があります。
土地探しを始めたばかりの頃は、多くの方が前向きな気持ちで情報を集めます。
インターネットで土地を調べたり、休日に現地を見に行ったり、新しい家での暮らしを想像したりする時間は楽しいものです。
しかし、なかなか土地が決まらない状態が続くと、少しずつ疲れが出てきます。
最初の1カ月は積極的に土地を見ていたものの、2カ月、3カ月と経過するにつれて、同じような土地情報を何度も確認することになります。
「この土地も違う」
「もう少し良い土地があるかもしれない」
「本当にこの場所でいいのだろうか」
こうした迷いを繰り返しているうちに、土地探しそのものが負担になってしまうことがあります。
そして、最初は楽しみにしていた家づくりに対しても、少しずつ意欲が下がってしまう場合があります。
3カ月以上かかったら土地を決められないというわけではありませんが、長期化するほど判断が難しくなる方もいらっしゃいます。
さらに、土地探しが1年続いたとしても、希望通りの土地が見つかるとは限りません。
だからこそ、最初から土地探しの期間を決めておくことが大切なのです。
9.土地探しは予算を上げるか、条件を調整するかを判断する
土地探しを1カ月以内に進めるためには、希望条件と予算のバランスを考える必要があります。
希望するエリアで、広さや日当たり、道路条件などがそろった土地を探しても、予算内では見つからないことがあります。
その場合、選択肢は大きく2つです。
① 現在の予算内で、妥協できる条件を調整する
例えば、希望する土地の広さを少し小さくしたり、エリアを少し広げたりする方法です。
また、土地の形が整っていなくても、希望する間取りが実現できるのであれば、候補に入れることができます。
② 土地の予算を見直す
希望条件をできるだけ維持したい場合には、土地の予算を上げることも選択肢になります。
ただし、土地に予算をかけすぎると、建物に使える費用が少なくなる可能性があります。
土地の予算を上げる場合は、住宅会社と相談しながら、建物費用を含めた総予算の中で無理がないかを確認しましょう。
どちらを選ぶにしても、重要なのは判断を先延ばしにしないことです。
予算と希望条件が合っていない状態で土地を探し続けても、なかなか結果につながりません。
10.土地探しは住宅会社と一緒に進めることが大切
土地探しを効率良く進めるためには、住宅会社と一緒に土地を検討することもおすすめです。
土地は購入できれば終わりではありません。
その土地に、自分たちが希望する家を建てられるかどうかが重要です。
例えば、土地の価格が安くても、地盤改良工事や造成工事などに大きな費用がかかる場合があります。
また、道路との高低差や建築に関する制限によって、希望する間取りが実現しにくいこともあります。
土地の購入を決める前に住宅会社へ相談することで、建物の配置や必要な工事費用などを確認しやすくなります。
アークプランでは、土地と建物を別々に考えるのではなく、家づくり全体の予算と計画を踏まえて土地を検討することが大切だと考えています。
なお、1カ月以内というのは、主に購入する土地を選定し、購入の意思を固めるまでの目標期間です。
売買契約や住宅ローンの手続き、必要な調査などについては、別途時間が必要になる場合があります。
焦って契約するのではなく、必要な確認を行ったうえで判断しましょう。
11.アークプランが考える理想的な家づくりのスケジュール
ここまで、住宅会社選びと土地探しの期間についてご紹介しました。
アークプランが考える理想的な進め方をまとめると、次のようになります。
最初の2週間:住宅会社の情報収集
まずは、住宅会社のホームページや施工事例を確認し、自分たちの好みに合う会社を探します。
デザイン、住宅性能、価格帯などを比較し、候補となる会社を絞っていきます。
3〜4週目:住宅会社を2社程度に絞る
候補となる住宅会社と打ち合わせを行い、家づくりの考え方や予算、希望する住宅が実現できるかを確認します。
この段階では、できるだけ2社程度に絞って比較することがポイントです。
1〜2カ月目:依頼する住宅会社を決定する
提案内容や費用、住宅性能、担当者との相性などを総合的に判断し、依頼する住宅会社を決めます。
契約内容や費用の範囲なども確認し、納得したうえで次の段階へ進みましょう。
土地探し:1カ月以内を目標に決定する
住宅会社と相談しながら、希望エリアや予算、必要な土地の広さなどを整理します。
実際に土地を確認し、妥協できる条件と譲れない条件を判断します。
希望条件の50%以上を満たし、譲れない条件に問題がない土地が見つかったら、購入を前向きに検討します。
土地探しは住宅会社選びの終盤から並行して進めることもできます。
そうすることで、住宅会社が決まってから土地探しを一から始める必要がなくなり、効率的に家づくりを進めやすくなります。
12.まとめ|家づくりで大切なのは時間の長さではなく、納得できる判断
家づくりは、一生に何度も経験するものではありません。
だからこそ、慎重に考えることはとても大切です。
しかし、慎重になることと、いつまでも決断できないことは違います。
住宅会社を5社も比較し続けたり、100%理想の土地を探して何年も時間をかけたりすることが、必ずしも満足できる家づくりにつながるわけではありません。
アークプランでは、住宅会社選びは1〜2カ月程度、土地探しは1カ月以内を一つの目安として考えています。
住宅会社は、自分たちの好きなデザインや希望する住宅性能を実現できる会社を2社程度に絞る。
そして、依頼する会社を決めたら、その会社と細かな希望を詰めながら理想の住まいをつくっていく。
土地探しでは、100%の条件を求め続けるのではなく、譲れない条件と妥協できる条件を整理する。
希望条件の50%以上を満たし、自分たちが納得できる土地が見つかったときには、必要な確認を行い、購入するかどうかを判断する。
このように、家づくりの各段階で目標となる期間を決めておくことで、迷いや負担を減らしやすくなります。
家づくりの目的は、住宅会社や土地を探し続けることではなく、家族が快適に暮らせる住まいを実現することです。
アークプランでは、住宅会社選びや土地探しで悩んでいる方にも、家づくり全体を見据えた計画が大切だと考えています。
これから家づくりを始める方は、ぜひ「住宅会社選びは1〜2カ月、土地探しは1カ月以内」という期間を意識してみてください。
限られた時間を有効に使いながら、ご家族にとって納得できる住まいづくりを進めていきましょう。
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