お問い合せ

電話でご相談

お問い合せ

電話でご相談

熊本のローコスト住宅メーカー・アークプラン

住宅づくりコラム
2023/12/04

超専門的解説【断熱材徹底解明】本当のこと教えて

みなさん こんにちは、熊本のローコストハウスメーカーと言えば「アークプラン」

 

今回は、断熱材について超詳しく説明していきます。専門的内容ですので絶対しておきたいですね。

 

早速ですが、まず日本で流通している主要な断熱材は大きく分類すると以下の2種類になります。

 

【繊維系】 【発泡プラスチック系】

 

この2本柱からまた枝分かれして、いくつかの種類に分かれますが、まずはこちらの2種類から紹介していきます。

 

【繊維系】

 

こちらは簡単に言うとガラスを繊維状にしたものを凝縮させたものになります。

繊維と繊維の間に空気を含むことで、空気層をつくりクッションのような役割で断熱をしてくれます。

 

【発泡プラスチック系】

 

名前の通り、プラスチックを発泡させて細かい気泡をつくり空気を含む断熱材になります。

技術開発が進み、高性能なものも多く出回ってきているので断熱性の高さを求める場合はおすすめです。

また、軽量化もあり、施工が簡単になったお陰で現在では一番多く利用されている断熱材と言えるでしょう。

 

以上、2種類が大きなくくりになります。

では続いて、2つの断熱材を更に種類を細分化してみていきましょう!

 

【断熱材_繊維系】

まず、ここでも繊維系断熱材は大きく2つに分かれます。【無機質系断熱材】と【木質繊維系断熱材】になりますが、この中でも更に種類が分かれます。

 

無機質系断熱材

  • グラスウール

繊維系断熱材の中でも一番知られている断熱材ではないでしょうか?

原料はガラスで、綿状になっています。建築現場や家庭内で出る資源ゴミを利用したリサイクルガラスを使っているものが多いです。

そのためか、再生利用が効き、環境保護やゴミ減量などの環境に対しての配慮がなされている断熱材として注目も浴びています。

  • グラスウール

グラスウールは絡み合った繊維の中に沢山の空気を含むことで空気層をつくり断熱性能を高めます。高性能のグラスウールは繊維がより細かく製造されることで、空気層を多く持ち、それにより断熱効果を更に高めます。

また、素材がガラスになるのでシロアリなどの害虫被害や火災などにも効果をもたらします。

住宅用としてももちろんですが、ビルの空調ダクトや排水管の保温、保冷にも一役買われ使われることが多く、防音効果もある為、音楽ホールやスタジオなどの吸音材としても使用されるみたいです。

機能、コスト、環境面においてもメリットがあるので繊維系断熱材の中では一番需要が高いとされるでしょう。

 

  • ロックウール

ロックウールは名前の通り、玄武岩や天然岩石を原料として製造される岩綿になります。

高温の炉で溶融したりする人造鉱物繊維になりますので様々な形に成形が可能です。原料が岩石になり、高温で処理されているほどなので耐火性に優れています。

また、石ですから重みは多少あるようですが、グラスウール同様に防音効果もあり、不燃材に当たるので空港などの重厚な場所に使用されることが多いようです。防音効果はグラスウール2倍相当とも言われています。

 

  • 木質繊維系断熱材

セルロースファイバー

セルロースファイバーは天然繊維の断熱材になります。パルプと言われる古紙や製紙に用いる素材をリサイクルして耐熱、撥水加工を施して作られた断熱材製品です。

無機質系断熱材とは少し違い、天然の繊維が細かく絡み合っているので空気層だけでなく、繊維の中にまで自然の空気胞があります。この存在がより一層、熱や音などを遮断します。また、木質繊維特有の調湿性で適度な湿度も保ってくれます。

 

セルロースファイバーには、ホウ酸が含まれていて、このホウ酸は害虫駆除などにも使われるものなので害虫被害防止にも繋がります。

施工方法が特殊で、専門的になるので専門業者さんにお願いする必要があります。使う材料自体も値段が高く、断熱材の中でコスト面だけで考えると高価なものになります。

 

木の繊維から製造したものになります。木のチップと水を加熱処理し、繊維状になるまで混ぜ合わせ、そこに接着剤など必要素材を混ぜて型にはめて形成し乾燥させたボードです。

インシュレーションボードに使用するチップは廃材などを利用することもあり、こちらもエコロジーです。

 

木質繊維なので多孔質になり、無数の穴が音の振動を吸収してくれる為、防音効果にも繋がります。音楽ホールや音楽スタジオでの使用が多いでしょう。また、意外な使われ方として、畳の芯部分にも多く利用されているそうです。

 

【断熱材発泡プラスチック系】

こちらも【発泡プラスチック系断熱材】から枝分かれしていくつかの種類があります。

 

  • 押出発泡ポリスチレン

ポリスチレンを連続して発泡することで出来る断熱材になります。

断熱材の商品名でいうとスタイロフォーム・カネライトフォームなどが一般的です。床の断熱材で使っているところが多いです。当社も床では採用させて頂いております。

 

耐水性に優れているのが特徴で、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドが入っていないので安全性もあります。

  • ウレタンフォーム

ウレタンフォームはハイドロフルオロオレフィンなどの発泡剤を加えて製造します。軽くて、柔らかく弾力性もあります。

高い断熱性と省エネ効果もあるようですが、値段は高めの部類になります。しかし、耐久性や透湿性に優れているので長い目で見るといいかもしれません。

聞いたことあるものでアクアフォームが有名ですよね。当社でも施工しております。

 

  • 高発泡ポリスチレン

発泡剤とポリエチレン樹脂を混ぜて発泡させてつくった断熱材になります。

柔軟性もあり、耐水性もあります。燃えた際にも有害物質を出しにくく環境配慮された材質と言えるでしょう。

発泡スチロールと似ているように見えますが、発泡スチロールとは違い、割れにくく、欠けたりすることもありません。

  • フェノールフォーム

フェノール樹脂と言われるものに発泡剤を混ぜて、硬化剤なども加えて形成したものです。

耐火性にとても優れているのがメリットで、燃えたとしても有毒物質がほとんど出ません。その為、不燃材料の認定も受けているようです。

グラスウールの上にフェノールフォームを施工するダブル断熱も可能です。ただ、そうなるとコストも2倍になる可能性があります。

断熱材の種類は豊富にあり迷ってしまいますが、どの断熱材を使っても問題はありません。

 

断熱重視にすると価格も上がりますし、実行予算も必然と上がってしまいます。

性能面では、高発泡ポリスチレンやセルロースファイバーが圧倒的な優れた性能を発揮します。しかしながら高額になるため使う人たちは限られているのが現実です。

 

大手ハウスメーカーや工務店など、高級な断熱材を標準としている会社もありますが、ローコストハウスメーカーのアークプランでは、お客様に合った提案をさせて頂きます。

 

断熱材にお悩みの方は、参考にされてください。

 

 

PAGE TOP