【注文住宅】カーテンを「ついで」にしない！一生後悔しないための賢い選び方
注文住宅で家づくりを進めている皆さん、間取りやキッチン、内装材…考えることが尽きませんよね。その中でも、多くの方が「後回し」にしてしまい、結果として一生後悔することになりかねないのが「カーテン（窓装飾）」です。
「窓のサイズに合わせて、引越し直前に適当に選べばいい」 「とりあえず安価な既製品で済ませよう」
そう考えている方は要注意です！
アークプランでは、建築家と共に理想の住まいを形にする中で、「窓装飾」に関する後悔の声をたびたび耳にします。カーテンは単なる目隠しではなく、住まいの快適性、断熱性、そしてデザインの印象を大きく左右する重要な「建築要素」です。
今回は、多くの方が陥りがちなカーテン選びの具体的な失敗談を教訓に、アークプランが考える「一生後悔しないためのカーテン選びの極意」を、計画の初期段階から実行すべきポイントに分けてご紹介します。
１. なぜカーテン選びで後悔するのか？具体的な失敗談と教訓
カーテンは、部屋の壁の大きな面積を占めるため、その選択が空間の印象を決定づけます。機能面でも、窓の性能を最大限に引き出すために欠かせません。
失敗例１：採光と開口部を損なう「溜まり（たまり）」の問題
- 後悔の例： カーテンを開けたとき、厚手の布が窓の両側に大きく溜まってしまい、せっかくの大きな窓の光を遮ってしまった。部屋が暗くなり、窓が小さく見える。
- 教訓： カーテンの幅を、窓枠の外側に溜まりができる程度に広めに設計することが重要です。特に厚手の生地や２倍ヒダ（よりボリュームが出るヒダ）を選ぶ場合は、設計士に相談し、カーテンレールを窓枠より外側・高めに設置する「正面付け」を基本とし、採光性を確保しましょう。ロールスクリーンやブラインドも有効です。
失敗例２：機能性を見落とした「遮光性・断熱性」のミスマッチ
- 後悔の例： 寝室なのに遮光性が低く、朝早くから光が差し込んで熟睡できない。西日の当たる部屋なのに遮熱性が低く、室温が上がりすぎる。
- 教訓： 部屋の用途と方角に合わせて「遮光等級（１～３級）」や「遮熱・断熱」機能を吟味すること。また、光の漏れを防ぐため、レールを窓枠より高めに設置したり、窓枠の内側に「カーテンボックス」を設ける計画を初期から検討しましょう。
失敗例３：デザインと色のバランス崩壊
- 後悔の例： 壁紙や床材が決まってから選んだら、カーテンだけ色味が浮いてしまい、部屋全体に統一感がなくなった。
- 教訓： カーテンは部屋の大きな要素。床や壁の類似色を選べば落ち着いた印象に、反対色を選べば部屋のアクセントになります。必ず日中の自然光で実物のサンプルを確認し、床材や壁紙のサンプルと合わせて検討しましょう。
失敗例４：メカもの（ブラインド等）の使い勝手と音
- 後悔の例： バーチカルブラインドを採用したが、風で揺れる音がうるさい。子ども部屋にブラインドを付けたら、すぐにスラット（羽根）を曲げてしまった。
- 教訓： ブラインドはスタイリッシュですが、開閉の音や、子どもが壊しやすいといった特性もあります。設置場所の環境（風通し、子どもの有無）を考慮し、ロールスクリーンやシェードカーテンなども含めて検討しましょう。
２. アークプランが提案する！計画の初期段階から考える「賢い選び方」
建築家とつくる家づくりを得意とするアークプランでは、窓の設計（採光・通風・視線計画）と窓装飾の計画は一体であると考えます。
極意１：設計初期に「カーテンボックス」や「下地」の計画を盛り込む
窓周りをすっきり見せたい場合、カーテンレールを隠す「カーテンボックス」や、窓枠内にレールを収める「天井付け」が有効です。これらは建築工事の一部であり、後付けが難しいため、間取りや窓の位置が決まった段階で設計士に必ず相談してください。
また、ロールスクリーンやブラインドの取り付けには壁の「下地補強」が必要です。カーテン専門店に採寸や設置を依頼する場合でも、適切な位置に下地があるか設計士に確認しましょう。
極意２：部屋の役割に応じた「窓装飾のスタイル」を選ぶ
- リビング・ダイニング： デザイン性を重視し、光を美しく取り込むレースカーテンや、開閉がスムーズなドレープカーテン。電動レールも検討すると、暮らしの質が上がります。
- 和室・書斎： 和の雰囲気に合うプリーツスクリーンや、すっきりとした見た目のロールスクリーン。
- 子ども部屋： 開閉しやすく、耐久性の高いドレープカーテンや、安全性を考慮したコードレスタイプ（コードによる事故防止）のメカもの。
- 浴室・水回り： 水濡れに強く、視線遮断と光調整が容易なアルミブラインドや木製（風）ブラインド。
極意３：予算配分は「使う頻度」と「重要度」でメリハリをつける
カーテン・レール・取り付け費用は、全体予算の数パーセントを占める大きな出費です。
- 優先順位付け： 毎日使うリビング・主寝室には、質感や遮光性などの機能性にこだわった上質なものを優先的に選ぶ。
- 節約ポイント： 予備室や北側の窓など、使用頻度が低い場所は、既製品やイージーオーダー、シンプルなロールスクリーンなどでコストを抑える。
事前に**「ここだけは譲れないデザイン・機能」と「妥協できる点」**を整理しておきましょう。
３. 【熊本・宮崎の注文住宅】アークプランは窓装飾までをデザインします
アークプランでは、建築家が設計の初期段階から光・風・視線のコントロールを徹底的に行います。その窓設計の意図を最大限に活かし、お客様の暮らしを豊かにするために、カーテン選びまでをトータルでサポートします。
設計士とインテリアコーディネーターが連携し、窓の納まり（カーテンボックスや下地）から、色柄・機能性の選択、そして予算配分まで、プロフェッショナルな視点でアドバイスさせていただきます。
「カーテンは後でいい」ではなく、「カーテンも含めて家づくり」と考えることで、あなたの住まいはより洗練され、快適なものとなるでしょう。
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