【理想の浴室とは?】 新築時にお風呂選びで失敗しないためのポイントを紹介

日本人の生活には欠かすことのできない「お風呂」。しかし、残念なことに新築マイホームで「バスルーム」に後悔や失敗を感じるという人も少なくはありません。

私たちのお風呂は、「リラックスできる空間」という共通イメージがあると思いますが、果たしてどのようなことで後悔や失敗につながるのでしょうか。

新築マイホームにバスルームを設置するにあたって、失敗しないお風呂にするためのポイントを解説いたします。

注文住宅のバスルーム

注文住宅とは間取りやデザインを自由に設計することが可能な住宅のことです。

そのため、家族好みのバスルームをマイホームに設置したいところですが、自由度が高い分、その種類の多さによってお風呂選びに悩みやすいという側面もあります。

住宅に最も採用される「システムバス」は、あらかじめ作られた部材を現場で組み立てるバスルームです。

価格もリーズナブルで防水性はもちろん、カビなどの衛生面にも配慮されているお風呂になるため、安心度の高いバスルームと言えるでしょう。

主なバスルームの後悔例

新築住宅でのバスルームの後悔には以下のような例があります。

・リビングなどの居住スペースを優先した結果、バスルームが狭くなってしまった。
・お風呂の間取りにより隣の部屋がカビやすくなってしまった。
・浴室にミストサウナやテレビを付けたものの使わなくなってしまった。
・窓を大きく配置してしまい防犯や断熱性の面で後悔している。
・選んだ浴槽、浴室の色により水垢が目立ってしまう。

このようにバスルームにおける後悔は様々です。

それでは後悔しないために気をつけなければいけないポイントはどのようなことなのでしょうか。

バスルームづくりで後悔しないためのポイント

十分な浴室と浴槽の大きさを確保する

他の間取りとの関係もあり、悩みがちなバスルームの広さですが、リラックスできる空間をつくるためにはある程度の広さが必要でしょう。

ゆったりとお風呂でくつろぎたい方は最低でも1坪くらいの広さは確保したいところです。
また、洗い場を広く設けたほうが、体を洗いやすく掃除がしやすいといったメリットがあります。

浴槽の大きさについては、浴室の広さによって決める方法が一般的です。

【浴槽の広さの目安】

・浴室が1坪の場合→160×160cm・170×170cm
・浴室が1.25坪の場合→160×180cm・160×200cm・160×210cm
・浴室が1.5坪の場合→160×240cm・180×180cm

上記を目安に、体の大きさや、洗い場の広さを考慮しながらじっくりと検討しましょう。

浴槽選び

一般的な浴槽の材質には3つの種類があります。

1.FRP(ガラス繊維強化プラスチック)製浴槽

FRPとは、「Fiber Reinforced Plastic」の略語でガラス等の繊維とプラスチックを混ぜて作られた素材です。

最も一般的な材質で、ご家庭の風呂ではよく使われています。

保温性、耐久性、防水性に優れていて、手入れが簡単といったメリットがあり、カラーが豊富なので選ぶ楽しみもあります。

デメリットとしては、傷や汚れが目立ちやすいことが挙げられます。

2.ホーロー製浴槽

ホーローとは、アルミニウムや鉄などの素材に、ガラスの釉薬コーティングを施した素材のことをいいます。

メリットとしては、肌触りがとてもよく、色合いが美しい、そして、傷が付きにくいため、お手入れがとても簡単です。

デメリットは、保温性が低い為、保温材カバーが必要になることと、傷がつくとサビやすいことが挙げられます。

3.ステンレス製浴槽

ステンレスとは、鉄とクロムを混ぜた素材のことを言います。

直訳すると「錆びない」という意味があり、その名の通り、耐久性・保温性が高く、傷も付きづらいといったメリットがあります。

そのため、お風呂の手入れが簡単にできますが、カラーステンレスにした場合、塗料が剥げやすいといったデメリットがあります。

また、独特の金属質な見た目と肌触りが苦手という方もいらっしゃるでしょう。

浴槽の色

色は人間の心理状態や行動に大きな影響を与えます。浴室内の色合いによって、お風呂で過ごす時間の質が変わります。

そのため、お風呂を選ぶ際は浴槽や浴室の色にこだわるのがオススメです。お風呂は家の中でもリラックスできる空間ですので、色が持つ効果を意識しながらイメージを膨らませていきましょう。

1.高級感があり、落ち着いた雰囲気の黒色

黒やダークブラウンなど、黒系の色は「浴室を高級感のある落ち着いた雰囲気」にしてくれます。リラックスした空間を演出するには、オススメの色合いです。

しかし、水垢や石鹸カスなどの汚れが目立ってしまうのがデメリットです。水垢や石鹸カスなどは白い汚れなので、黒い浴室だと汚れが目立ちやすくなります。

2.清潔感があり、浴室内が広く見える白色

浴室の色としてオーソドックスな白色は、「清潔感があり、浴室を広く見せる」ことができます。黒色の浴槽で目立つ白い汚れは、白色の浴槽では目立ちません。

ただし、汚れは目に見えないだけで、水垢や石鹸カスなどの汚れはしっかり存在していますので、どの色を選んでも定期的な掃除は必要です。また、髪の毛やカビなどの黒い汚れは目立つので注意してください。

3.柔らかくて明るい雰囲気のパステルカラー

パステルカラーと呼ばれる淡い色合いは、柔らかくて明るい雰囲気を演出してくれます。白色と合わせると、雰囲気を壊さずに個性的な印象になります。

しかし、年齢を重ねると色の好みに合わなくなる可能性が出てきます。

余計なオプションはつけない

カタログなどを見れば、バスルームのリラックスタイムをより楽しくさせてくれたり、便利なオプションに興味が湧いてきます。

オプション次第では騒音の問題があったり、結局使わなくなり勿体ないということもありえます。

オプションを選ぶ際は、本当に使用し続けるものなのか、そして起こりうる問題に対処できるかを考慮し、慎重に選ぶようにしましょう。

窓の選び方

バスルームの窓選びは、防犯性や断熱性という点で非常に大切なポイントと言えます。

ヒートショックが起こりやすい場所のひとつであるバスルームでは、あまり窓を大きくしてしまうと熱が外へと逃げてしまい、寒い浴室となってしまいます。

また、外からのアクセスもしやすくなり防犯性が下がってしまうというデメリットもあります。

バスルームの窓の種類とサイズ、場所にも配慮し、快適な入浴が可能になる浴室を実現しましょう。

最近では、防犯性や断熱性を考慮し、浴室に窓をつけないという方も増えてきているようです。

まとめ

いかがだったでしょうか?新築注文住宅のお風呂の選び方について解説しました。
浴室は意外にも新築マイホームにおいて後悔しがちな場所でもあります。
お風呂選びで大切なことは、「自分の性格や生活スタイルから、こだわりを見つける」ことです。様々な色や浴槽から、自分の好みに合ったものを選ぶ事で、リラックス出来る空間として効果を発揮することでしょう。

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アークプランは熊本のローコストで高性能な家づくりを目指すハウスメーカーです。家づくりを通してこれまでにたくさんのお客様の満足とマイホームの夢を実現しています。

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